売掛金が焦げ付いた!売掛金回収でまずするべきことは?

売掛金回収は、簡単ではありません。売掛しているからには、相手は、つい先日までの「得意先」でしょうし、支払い能力がなくなったからこそ焦げ付いているわけです。偶然に資金繰りがつかなくなって一時的に支払い不能に陥る場合も考えられあますが、そうした所は、遅かれ早かれ、十中八九また焦げ付きを起こします。

売掛金が焦げ付いた場合、相手が近ければ、たいていは担当者が様子を見に行くところから始まりますが、この時の交渉と報告によって回収できるかどうかが決まる、と言っても過言ではありません(相手が遠距離で交渉不可能な場合は後述します)。

経営者(もしくは経理責任者)は、この時点で、焦げ付き先を以下のように分類します。「この先も掛け売り取引する」「この先は現金代引き扱いにする」「取引を停止する」となります。

普通に考えて、一度焦げ付いた相手に「この先も掛け売り取引する」はありえません。が、そうは言っても、これまでの取引が長かったり、自社の売上に占める割合が高かったりすると、ついつい判断がにぶりがちです。そこは人間ですから、いたしかたないところもありますが、前述したように、遅かれ早かれ「満額回収不能」の事態は訪れる、と考えるべきでしょう。

「この先は現金代引き扱いにする」と「取引を停止する」は、似ているようで、こと回収についての対応は、まったく異なります。現金扱いであれ、取引が継続されるのならば、「分納」も考えられるでしょう。もちろん、この場合も、いずれまた「回収不能」に陥ることは覚悟しておかなくてはなりません。